2月17日(金)14:00~17:00「子育て・子どもの孤立を予防するための地域円卓会議」×「松戸市子ども・若者支援ネットワークシンポジウム」に参加してきました。
以前から、団体や個人としてお声がけいただいて参加していた「地域円卓会議」ですが、今回はパワーアップして「松戸市子ども・若者の支援を考える会」との合同開催。
会場に着くと、参加者の熱気とオーラに圧倒されました。
参加者名簿を見ると、官民だけでなく私たちのような市民団体などの参加もあり、ものすごい多様性のある場でした。
当日は、まつどでつながるプロジェクトの阿部さんと、 松戸市子ども・若者の支援を考える会の桑田さんによる和やかでリラックスした雰囲気で進行されました。(場の雰囲気が本当に和やか!)
●まつどでつながるプロジェクト(阿部さん)
●松戸市子ども・若者の支援を考える会(桑田さん)
冒頭の挨拶で、桑田さんから、
「ここにいる私たちは“アンサングヒーロー”です。ヒーローではあるけれど、出来ることも出来ないこともあるからチームでカバーし合うことで誰かを助けることが出来る」
そして、
「ヒーローでも弱点はある。アンパンマンならカビルンルンは弱点。助けてくれるジャムおじさんたち味方(仲間)がいるから戦える」という言葉がとても印象的でした。
“アンサングヒーロー”を調べると、unsungとは、「世に知られておらず、褒め称えられることがない」という意味の言葉のようです。
今回の会議は、そんな普段は「見えない支援者」を「可視化」してくださるすごい会議だな~とひとり感動してました。きっと、この会議に出なければ子ども達を支えるこんなにたくさんのみなさんが居ることを知ることは無かったと思うのです。
支援機関・ネットワークの紹介で、以下の6名の方から、現在の取り組みや課題、そして今後の展望についてお話を伺いました。
(活動がわかりやすいようにお名前ごとにリンクを付けてみました。)
今回のテーマが特に「青年期」という事で、中高生を持つ私にとってもそれを支えようと頑張る部署や支援団体がこんなたくさんいることに心強く感じました。
児童養護施設・晴香園さんの説明で「自立支援計画書」を作成する際に、きちんと子供の声を聞いて支援計画書を作成していることが分かりました。
そして、晴香園が考える「自立」のお話の中で
『一人で全部やるのが自立ではなく“適度に他人に依存しながら”自立を目指す』
という言葉にハッとさせられました。子どもたちへの自立を
「全部自分で出来るように」と考えて苦しくなっていたからです。気持ちが少し楽になりました。
きっと「誰かに助けてもらいながら、自分も誰かを助ける」ような社会になって初めて「みんなが安心して暮らせる街」なっていくのだろうと思いました。
行政の方の抱える課題は、やはり支援の制度的なもの(個人情報保護など)もあり担当者の方がやりたくても動けない無力感に繋がってしまいそうと感じた。なので、今回のような会議でより多くの支援者や支援団体と繋がることで職員の方も安心して対応できるのかも?と思ったり。
NPO団体の方のお話は、本当に頭が下がる思いで聞いていました。どの方も支援の志やまなざしが本当にまっすぐでブレが無いのが印象的でした。
(会議後に不登校応援ネットの方へマツコの3/4(土)イベントをアピールしちゃいました!)
お話のあとは各チームで感想やそこから感じた事を洗い出し、まとめ発表など。
私からは子育て保護者やマツコで繋がって活動している中で感じたことを共有したり。
「松戸市には情報があるのに当事者に届いていない」
「松戸市の発達支援が就学前まで。でも就学以降に集団に入ってから特性が出てくることも多い。このためさまよう保護者が多いので窓口で必要な情報が与えられたり、伴走してくれる窓口があったらいいのに」
「青年期は親の話を聞かない。逆に大人との中間くらい(18歳以上くらい?)の話を聞くので、青年期になったら逆に支援される側から支援する団体の活動の場に入っていけるような仕組みがあったら」などを共有しました。皆さんからの感想なども本当に勉強になりました!
同じチームの方に自己紹介でマツコやマツジョの話と共に3/4(土)「進路ガイダンス」の話をしたらとても興味を持ってもらったので、 名刺交換もばっちりいたしました(^^♪
それぞれのチームのまとめ発表も興味深く、「この会議の場に当事者である若者がいたら」というものもあり、当事者の声や考えも欲しいと私も思いました。やはり皆さんも当事者の声が聞きたい。
会議の時間はあっと言う間でしたが、せっかく頂いた名簿からみなさんの活動を調べることが出来そうなので、必要に応じてコネクトしたいと思います。
情報は宝物ですね。
(富田)
まつど子育てコネクト matsuco
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