2月23日(木・祝)13:30~松戸市教育委員会が開催した
「部活動の地域移行に関する保護者説明会」に参加しました。
対象は市内の小学校6年生・中学校1~2年生の保護者です。
(会場の市民会館のホールに参加者は300名くらい。対象が12,000名としたら少ない?!)
説明会を聞いた個人的な結論は
「松戸市はまだこれから。子どもたちが主体的に取り組めるように研究結果もふまえてスポーツ・文化環境を整えていく」
と、受け取りました。
前半は伊藤教育長から国から出されたスポーツ庁の提言(令和4年6月)や文化庁の提言(令和4年8月)をもとに説明がありました。
国の大きな方針は令和5年4月~令和7年の3年をかけて地域移行していくとなっているが、
あくまで「提言」であり強制力がないこと、そもそもは人口が10万人行かない自治体の「少子化による部活動の維持」への取り組みで、人口が50万人近い松戸市には現状では議論の対象にもならないことや、全国的に先駆けて行った実験の取り組み結果が思わしくない状況であるという説明がありました。
(ジュビロ磐田でも部活をクラブチームに!という話があったが結局、現在は半々で存続)
松戸市のように都心が近く、シニアの方でも働く方が多い地域では地域での担い手(ボランティア)の確保は地方より難しい状況である、という話もありました。
(現在、松戸市で20校に対しての松戸市の部活指導員は6名。ボランティアでは厳しい)
近隣他市の取り組みとしては、柏市、我孫子市、鎌ヶ谷市、流山市が少しずつ取り組みを始める動きはあるそう。
・柏市は市を4つに分け、学区でグループを作り教員が地域指導員の役割を兼務して活動するなどの取り組みで4月から実験をする。
・我孫子市・鎌ヶ谷市は様子を見ながらまずは仕組みを研究
・流山市は松戸市と同じように部活指導員を導入し、4種目から取り組みを始める
じゃあ、松戸市は?というところで、教育長からは、
・子ども達の環境にプラスになるよう変えていきたい。でも、教育委員会から“こうして欲しい”という発信はしたくない。
・学校教育のテーマである“主体性”をもって取り組んで欲しい
・隣の人がどうするか?で決めるのではなく自分のやりたいことを自分で探す力を付けて欲しい。
ほんの少し具体的な話として、
・松戸市では2つの競技からプランが届いている。
・すでに取り組みが進んでいる事例があり、3つのスポーツは動きが見えている。←このあたりの聞き取りに自身がありません(;^_^A
昨年9月の教育委員会会議を傍聴した際に、会議後のオープンな意見交換も傍聴させていただくことができました。その時にも教育長は「部活の地域移行は松戸市では簡単ではないだろう」とおっしゃっていたので今日の説明会でのお話しも何となく納得でした。
(昨年9月15日の教育委員会会議の内容はコチラ↓↓↓)
教育委員会会議終了後のサプライズ!
後半は保護者からの質問タイムでしたが、質問は野球関係者が多いのかな、という印象で質問のイメージがわかりにくい部分もあったけれど、移行することによって大会への出場への影響、相談先や責任はどこに?など戸惑いを感じる質問が多かった印象でした。
やはり「主体性」という言葉が独り歩きして行かないように、まずは子どもたちよりも保護者が部活の在り方だけでなく、これから子ども達が進んでいく未来に向かっての必要な学び方やその環境を「自分ごと」として考えていく必要があるのだろうな、と思ったり。
今日の説明会の前に主体性を説明するなら「学びの松戸モデル」を周知、一読してから臨んでも良かったのかな、と思いました。
松戸市の目指す方向は「教育はみんなで」ですから。
「学びの松戸モデル」
(富田)
まつど子育てコネクト matsuco
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