8月29日(火)議会運営委員会を傍聴しました。

松戸市議会の9月定例会が始まりました。 

が、その前に。 

8月29日(火)10:00~議会運営委員会の傍聴へ行ってきました。 

議会運営委員会とは、まさに議会そのものの運営について話し合われる場です。 

普段、一般市民は傍聴出来ないのですが(これもどうかと思うけど!)、 

市民からの陳情や請願があった場合、

その部分だけは傍聴が許されるというかなりのレア度の高い委員会なのです。 

 ここ数年、議会運営委員会は請願・陳情の際は可能な限り傍聴しているので

今回も「請願と陳情が上がっている」と言うのを聞きつけて傍聴へ。 


入室してから、請願第1号から5号については教育環境常任委員会へ付託とされており、

陳情1件も付託すべきとなれば同じく教育環境常任委員会とのことが事務局より説明されました。 

審議の結果は以下の通り。

① 請願第1号~5号「ゆきとどい教育を推進するために」→教育環境常任委員会へ付託(異議なし) ② 陳情第1号「中学校給食に関する陳情」→教育環境常任委員会へ付託(異議なし) 


傍聴受付をすると当日の資料として請願や陳情内容が渡されるので目を通してみると、

請願5件は毎年出されるので見覚えのある「ゆきとどいた教育」についてでしたが、 

陳情は子どもが通う中学校の給食の件でびっくり。 

 資料は持ち帰り不可のため、慌てて陳情事項のみメモしてきました。

【陳情事項】 

・中学校で使用されている強化磁器食器を割れない食器に変更すること。

・中学校ランチルームにエアコン設置をすること。 


こちら、子どもが通う学校なので状況がすぐに思い浮かびます。 

今回、給食配膳中に階段で食器を落としその破片で1年生がケガをしたという事実もあり、

それに伴う中学校の配膳方法についての指摘と食器の変更について。

 そして、そもそもせっかくあるランチルームにエアコンがなく、夏場に使用が出来ないことについても改善して欲しいとの内容でした。 

 陳情について、意見を求められ発言した議員は以下の通り。

 ◆鴈野委員(はじめの会)

 先日の議会運営委員会でも話し合われた今後の陳情のあり方についてちょうど良い素材だと思うので意見として。 

・ランチルームにエアコンを設置するなどはすでに検討されているので陳情として受けとる必要があるのか? 

・給食の食器について、割れない食器へ変えるということを話し合うのは議会なのか?

 ◆ミール委員(日本共産党)

市民の意見はキチンと取り上げて議論するのがあるべき姿だと思う。 

今回の陳情は給食配膳について話し合うきっかけとして付議すべき。 

 ◆二階堂委員(立憲民主党)

 松戸市内の中学校給食配膳は給食選択制のために今のようになっている。 現状を把握するためにも付議すべきと考える。 


 委員の皆さんからその他の意見は出なかったので、このまま付議すべきが多数との事で

議長の進行で教育環境常任委員会へ上程されることで異議なしとなりました。

 私はこの案件を該当校に通う子どもに聞いてみました。

すると「知らない」と。

 学校で起きた事故や事件を生徒も保護者も「知らない」というのは少し怖いと感じました。 

まずは校内(PTAなど)で共有し、対策を考えてから陳情が上がるような

そんな流れなら良かったのかも?とも思ったり。 

実際、中学校の中で起きていることは見えにくいので是非配膳システム含め、議会で現状確認や対策に向けて話し合ってもらえたらと思いました。 

 9月12日(火曜)午前10時~教育環境常任委員会を傍聴していただくと詳細が分かると思います。

教育環境常任委員会へ今回の請願も陳情も付託されたので、請願と陳情の違いも体験することが出来て一石二鳥だと思います。 

 傍聴に興味のある方はマツコ(kodomo.kizuna.m@gmail.com) までお問い合わせください! 

                                          (富田) 

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