まつどでつながるプロジェクト「オンライン学童」

松戸市内での新しい取り組み「オンライン学童」についてご存じでしょうか?

※「オンライン学童」の活動詳細は添付のURLよりご確認ください。日中コースは現在10:15~12:00で実施しています。

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 始まりは、コロナ禍の6月に「まつどでつながるプロジェクト・円卓会議」という会議に参加したことでした。

 円卓会議には運営NPO法人の方だけでなく行政の方などいろいろな方が参加され、コロナ禍の状況などを共有し、今後「つながる」ために何が出来るのか?を話し合いました。ちょうど我が家はコロナ不安から子供たちは自主休校を選択しており、他の方より熱くオンライン学習の必要性を語ったのを記憶しています(笑)

 この会議のあと、運営代表の阿部さんより『「オンライン学童」という取り組みを考えています、お手伝いしませんか?』と声をかけて頂き、家の仕事や学校の活動などの両立が出来るのか?など悩みつつもお引き受けしたのでした。

 

 そしていよいよ夏休み中にのイベントでスタッフとしてオンライン学童デビュー。

メインで活動内容を企画してくれるたくちゃん(林さん)とは、イベント直前のミーティングで初めて会いましたが、そこもオンラインでした。(いまだにリアルに会って無いことに最近気が付きました!)

★夏休みプレイベント

① 8月7日(金)17時~18時「トマトの実験(浮力)」

② 8月8日(土)10時~11時「オンライン世界一周旅、多言語(言葉あそび)」

③ 8月19日(水)17時~18時「プログラミング(Scratchを使ったストーリー作り)」

 正直、この3回のイベントでオンライン上でのコミュニケーションの難しさ、声掛けのタイミングや自身のデバイスの操作不安など、いろいろな課題がありすぎてどっぷりと凹みました。それでも「やるしかない!」と、9月からのプレ運用に向かっていきました。

(当初、1~2時間のイベントが終わったあとは抜け殻のようになっていました。オンライン飲み会などとは違い、緊張もかなりあったと思います。)


 9月から新しいスタッフも入り、改めて「オンライン学童」としてスタートしました。水・金の昼の部と夕方の部(水:実験や工作、金:プログラミング)で実施中です。

 まだまだ試行錯誤ではありますが、スタッフみんなで作る「新しい学びの場」は想像以上の楽しさに溢れています。もちろん、失敗も多々ありますが、それを笑って受け入れてくれるお子さんや仲間たちに救われています。

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 オンライン学習はあくまでも新しい学び方の一つです。端末は新しい文房具。新しい道具を使うときには「失敗」はつきものです。だからこそ「失敗」を受け入れる環境が無いとその土壌は育たないと身をもって感じています。

 子どもたちは新しい道具(機器)にはすぐに適応します。ただ、使えることと知識があることはまた別なので、大人も一緒にITリテラシーについて学ぶことは必要です。そのためにも、学校現場の先生や保護者も怖がらずにオンラインにたくさん触れて、楽しさや失敗を子ども達と共有しながら、オンラインの何が危険なのか?困ったときはどうしたらいいのか?などを一緒に考えていくことがオンライン学習を進める一番の近道だと感じます。

 

「オンライン学童」は少しずつ軌道に乗り、12月から有料での運営になっています。学習用のタブレット端末の貸し出しもありますので、気になった方は是非お気軽にお問い合わせください。随時見学も受け付けております。

(富田)


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