文科省、「初めて」調査したんですってね、びっくり(①)。
しかも、不足している理由が「臨時教員が確保できなかった」(②)ですって⁉
さらには、教員不足による「授業が停滞するといった深刻な事態は把握していない」(③)とのこと。
もうね、びっくり3連チャンですよ💦
②臨時教員は字のごとく臨時に雇用される教員なのですが・・・。
各校に配置するべき教員数は、法律に則って各都道府県で条例化されていますが、その定数には、正規雇用の教員(教諭)だけでなく非正雇用の臨時教員(講師)を含んでいるらしい。しかも、配置定数に満たない欠員状態で新年度がスタートしているのが現状です。(2021年12月16日千葉県議会/文教常任委員会での県答弁によると、今年度、千葉県全体で111人の欠員状態で新学期をスタートしています。)
必要人数を確保したくてもできない状況なのかと思いきや、そもそも採用試験で必要人数の教諭を採用試験で確保していない事実、採用試験で落とした人を講師で登用している事実が発覚。うー--む、人件費と尊い志を同時にカットするシステム⤵
③授業が本当に停滞していないのであれば、それは学校経営を任された学校長以下、現場職員の努力の賜物です。教頭先生が授業を受け持っているのでは?教務主任や専科教員が担任を受け持っているのでは?本来の職務を後回しにして奔走する教員たちの悲痛な叫びが文科省には届いていないのかしら。
①教員不足はずいぶん前から言われてたことなのに、文科省は気付いていなかったのでしょうか?
昨年、文科省は、人材確保と質向上を目的に「#教師のバトン」プロジェクトを始動。教師を目指す学生や社会人に教員の魅力を伝えるつもりでしたが、あっという間に現場の惨状レポート集になってしまうという始末(^^;。
いや、待てよ・・・。
ひょっとして、これは・・・!
#教師のバトンの大炎上、文科省は想定内、むしろ作戦なのでは?
公的教育費のGDPに占める割合がOECD加盟国の平均を下回っている状況下、教育予算の拡充を画策する上で、プロジェクトの炎上は、文科省が描いたシナリオなのかも✨
そうであるならば、もっともっと声を上げる必要がありそうです!!
ということで、こんなフォーラムに参加してきました。↓
【 フォーラムに参加してわかったこと 】
・松戸市においても年度初めから教員不足。現場教員の過重労働を生み、この環境が療養休暇を要する教員を生むという、負のスパイラル状態。(代替教員の採用・補充が間に合わず、2021年12月時点で未配置は42人にまで増加)
・講師の単年度雇用終了(地方公務員法第22条)を遵守しているのは千葉県くらい。教員をあきらめ安定雇用の他業界に流出の懸念。
・臨時雇用は、人件費の抑制以外にも、物言わない人材・職場の醸成など、雇用側に都合がよさそう。
・教育現場の破綻を防ぐには、雇用体系を抜本的に見直す必要がありそう。正規採用枠の拡充はもちろん、臨時教員の正規採用優遇制度創設など、教師の志を折らない対策をしたらいいのに。
☆マツコのまとめ☆
教職員の労働環境を改善することは、彼らが担う「教育」という重責と同時に、子どもたちの「未来」を守ること。だから、教員だけが頑張るのではなく、保護者も地域も、関係する多くの人々が声を上げ加勢する必要があると思いました。
(竹内)
まつど子育てコネクト matsuco
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