千葉県議会傍聴記!~健康福祉常任委員会の巻~

 10月5日(木)に千葉県議会9月定例会にて行われた”健康福祉常任委員会”を傍聴してきました!

千葉県議会の傍聴は今回はじめて!しかも初回が常任委員会というちょっとマニアックな初傍聴となりました。

 松戸から新京成線に乗り、約70分!もうちょっとした日帰りの旅です(笑)。

 建物に入り、すぐ近くの部屋で傍聴の受付すると、職員さんの対応も丁寧で、いただく資料の数は市議会より多いと感じました。

 今回傍聴した”健康福祉常任委員会”は、12名の委員から構成され「健康福祉部及び病院局に関する事項を担当する」そう。委員会室は他に執行部の皆さん、新聞社などの記者、傍聴者なども入りパンパン!

(特に各部局の執行部の皆さんの数が想像以上で、はじめて傍聴される方は圧倒されるかもしれません^^;)

 定刻10時から始まった会議、まずは病院局から。

そして、対象となる【千葉県立病院一覧】は以下↓

・千葉県がんセンター(千葉市中央区)

・千葉県救急医療センター(千葉市美浜区)

・千葉県精神科医療センター(千葉市美浜区)

・千葉県こども病院(千葉市緑区)

・千葉県循環器病センター(市原市)

・千葉県立佐原病院(香取市)

 さらに来月11月には、千葉市美浜区に千葉県総合救急災害医療センターがオープンするそうです。⇒千葉県総合救急災害医療センターのオープンについて

 いろいろあった質疑の中でも特に気になったものは「診療報酬の算定もれ」について。私自身医療事務について詳しくないため、詳細の数字は割愛しますが、委員より伝えられた実際に従事する現場からの声は切実なもので危機感は素人の私にもとても伝わってきました。「総点検を」「11月オープンの新病院について」「次の入札に向けて契約内容の研究」といった委員からの三つの要望については、執行部からは「状況を見たうえで…」といった答弁が続き、いろいろな事情があるにせよ、県議会でも何かすぐ対応するような答えを引き出すことってなかなか難しいんだなと思いました。

 途中休憩をはさみ、引き続き健康福祉部にバトンタッチ。

 ここでもいろいろな質疑のなかで、特に気になったのは「小児救急相談の時間延長について」。現状”19時~翌6時”までを2時間延長するための予算。答弁から7割が相談のみで不要不急の受診を防ぐことができているそう。我が家も子どもたちが夜中具合が悪くなり夜間救急を受診するか判断に迷ったとき、救急相談に電話して安心したことが何度かあって、相談時間の延長はさらなる安心につながると思いました。特に延長が予定されている朝6時~8時は119番通報が急増する時間帯であると委員からの意見があり、やはり朝起きて、保育園や学校などの行く直前で具合が悪くなってしまうこともあるので、時間の延長は必要であると感じました。

 今回午前中だけの傍聴でしたが、上記以外にも「がんセンターの駐車場」や「子ども病院の神経内科の新患受付」についてなど、日々の生活につながることがいろいろ討論されていました。

 県政ってちょっと遠い存在のような気がしますが、傍聴してみると委員(県議)の方が県民からの声を代弁していたり、また「目安箱」や「アンケート」などの県民のニーズが問われる場面があったので、日々感じる気になることを地元の委員(県議)のみなさんや、さまざまなツールを通じてコツコツ伝えていくことはやはり大切だと思いました。

 千葉市は距離的に遠いため、なかなか大変かもしれませんが、次回は”本会議”を傍聴してみたいです。

(小川)


 追伸:余談ですが、”千葉県議会”というとテレビで密着されてこともあったりして、あまりいいイメージはなかったのですが、初めての委員会傍聴では、議案に対していろいろな指摘や質疑のやりとりが進行中のなかで、一部の委員のかたの私語がとても気になりました。せっかくの大事な場なのでぜひ議事録に残る形で発言をお聞きしたいなと思いました。


 


 

 


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