12月21日(土)学校図書館等における読書バリアフリーコンソーシアム公開シンポジウム

11月に松戸市子ども読書推進センターで開催した「読書バリアフリー展示会」にご協力いただいた、りんごプロジェクトの古市理代さんが登壇された「学校図書館等における読書バリアフリーコンソーシアム公開シンポジウムに参加しました。

以下のような内容で開催されました。

1時間半という短い時間でしたが、内容はとても濃くい時間となりました。

※資料について必要な方への共有は可能となっていましたが、こちらに共有は不可のためご覧になりたい方は個別に富田までお問い合わせください。

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●公開シンポジウム開催日時

2024年12月21日(土)10:30-12:00

●概要

(1)文部科学省による行政説明

(2)事例紹介

―市川市立南行徳中学校教諭・特別支援教育コーディネーター 野口由紀子先生

特別支援教育コーディネーターとして、通常の学級や特別支援学級での教育活動に、読書バリアフリーの取組も組み込んでいらっしゃるケースです。教育計画の立案から学校(管理職)との合意形成、学校司書や他の教員との連携・実践など、読書バリアフリーに関する校内での動き方や、その工夫をご紹介いただきます。

―東京都特別支援学校読書活動研究会 田村康二朗先生

特別支援学校における読書活動の在り方を研究・推進されている研究会です。公開型の研究協議会を定例で開催され、各学校の読書活動の取り組み紹介や情報交換を通じて、読書活動の充実に向けた学び合いや、これから読書バリアフリーの取り組みを始めてみようという先生方の研鑽の場にもなっています。これまでの研究会の経緯を、ダイジェストでご紹介いただきます。

―りんごプロジェクト(NPOピープルデザイン研究所) 古市理代さま

民間団体による、デジタル図書やアクセシブルな本を、一度に体験できる場を作るプロジェクトです。「りんごの棚」を、公共図書館や学校図書館で見かけることも増えてきたのではないでしょうか。小中学校、高校・大学、特別支援学校のほか、図書館やイベント会場、福祉施設やサークル活動など、さまざまな場所で出前授業や体験会を行なわれている取り組みをご紹介いただきます。

(3)本事業ウェブサイトのご紹介

(4)質疑応答、フロアとのディスカッション

(5)クロージング

以下、東京大学先端科学技術研究センターより共有された情報です。

「学校図書館等における読書バリアフリーコンソーシアム」

こちらの事務局をされている東京大学最先端科学技術研究センターは、以前、マツジョの皆さんと研修会を開催していただいた「AccessReading」の窓口でもあります。

2022年6月17日開催「AccessReading研修会」

(本日は画面でお顔は見えませんでしたが、勉強会でお世話になった事務局の風早さんのお名前が見えました♪)

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ふと「コンソーシアム」って何だろう?と調べてみました。

横文字苦手で、一応調べて解釈しないと文字だけが横滑りしていく…(;^_^A

↓以下、「コトバンク」より引用させていただきました。

コンソーシアム(consortium)

1 協会。組合。連合。

2 開発途上国に対する援助方式を調整するために、先進国が結成する会議。国際借款団。債権国会議

ちょっとわかりにくいですが、いろいろな団体が課題に向けて協力していくようなイメージでしょうか?


今年に入り、何度か個人的にこちらのシンポジウムの視聴をさせていただいていましたが、

実際に「読書バリアフリー展示会」を開催したことで、より一層「読書のバリア」についていろいろな方に考えてもらえるような啓発活動をしたいと強く思ったのでした。

読書がもたらすものは大きく、今日のりんごプロジェクトの古市さんもおっしゃっていましたが情報にアクセスできるかどうかは一生を左右する問題です。

これは障害があっても無くても大人でも子どもでもみんな同じだと思います。

いろいろな方法で情報にアクセス出来て、学び続けられること。

今日は、国としても来年度予算や計画の進捗についての報告などもあり、学びへの予算も確保されていることが可視化されました。

これをもとに、自分たちの自治体の取り組みにどう反映されるのか気になります。

国から県、そして各自治体へ。

いろいろなものが下りてくる段階で何が起きているのかを、しっかりと注視したいと思います。

                                      (富田)








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